ソンチャ半島

ダナンの環境都市宣言

ダナン市は、工業発展、観光開発に注力する一方、2008年に環境都市宣言を行うなど環境問題にも積極的に取り組んでおります。2011年にはベトナムで唯一、またASEAN10都市の1つとして、「ASEAN環境持続開発都市賞」を受賞しました。 現在、工場からの廃水処理、廃棄物処理などについて、様々な国や地域、支援機関等からの調査事業が盛んに行われております。
以下は、環境分野に関してダナン外務局が促進・実施中のプロジェクトの概要です。


1.ダナン市とボロース市(スウェーデン)との協力案件(スウェーデンの地方民主国際センター(ICLD)による援助)

ダナン市とボロース市(スウェーデン)との強い協力関係を通してスウェーデンの地方民主国際センター(ICLD)からの援助が決定しました。援助総額は240万SEK(75.5億ドン)、案件の実施期間は2013年から2015年までの3年間です。案件の主な目的は、ダナン市における廃棄物処理能力を高め、原料として廃棄物を再生・再使用し、廃棄物が環境に悪影響を与えることを制限することにあります。
2013年6月にボロース市の視察団がダナン市を訪問した際、以下の事業内容を中心として展開することで合意しています。


2.ホアリエン給水プロジェクト

2013年、JICA及びダナン人民委員会は、ダナン市ホアリエン給水プロジェクトの調査に関する合意書を締結しました。JICAは、ホアリエン給水工場プロジェクトの実行可能性を検討するため鹿島に200万ドルの経費を支援しています。実行可能性の検討が2013年9月30日までに完成し、ADBまたは日本の民間企業からの資金を使用します。


3.「ベトナムのダナンにおける低炭素都市」に関する実行可能性検討のプロジェクト

本プロジェクトは、APECにより支援された低炭素都市モデルプログラムに属し、ダナン外務局、商工局、資源環境局及びダナン大学と協力して展開するものです。アジア都市開発(日本)が本プロジェクトのコンサルティング、文書作成を担当しており、2011年9月に以下の4案件を選んでAPECに提出しました。


4.ホアフオク屠殺場プロジェクト

ダナン人民委員会は、環境汚染を予防するために本プロジェクトへの投資を許可しました。本プロジェクトはPPP形式で実施される予定で、外務局は農業・農村開発局、シェフミートチグサ(日本)会社と協力して援助提案を作成しJICAに申請しました。日本政府は、ODA資金で屠殺場プロジェクトを実施することを許可しており、ODA資金で以下の項目を実施します。

ダナン市は、土地を提供し屠殺場を建設します。また、従業員を採用して設備を運営します。日本政府のODAは100万米ドルです。


5.低コストの排水処理システムのプロジェクト

2011年、ダナン大学及びメタウォーター(日本)は共同で低コスト排水処理システムの研究を実施しました。人民委員会は、メタウォーターに対して、フロク排水処理場における排水処理システムの実験を許可し、2013年及び2014年においてこの実験を行う予定です。


6.公民連携方式による排水処理、個体廃棄物管理サービスに関する実行可能性検討プロジェクト

川崎市との協力プログラムの枠の中で、ダナン外務局は、JFEエンジニアリンググループ、エックス都市研究所、日水コン、住友商事、月島機械と協力して公民連携方式による排水処理、個体廃棄物管理サービスに関する実行可能性を検討しています。


7.ダナンにおける環境改善のためのバイオトイレ技術を応用するプロジェクト

2013年6月、ダナン外務局は長大(日本)と協力し、ダナン市内の観光地、公共場所にバイオトイレを設置する実験を行いました。現在、長大は、実行可能性を検討しています。2014年末、長大は人民委員会に報告し、トイレの設置を許可するよう申請します。


8.ダナンの低廃棄物社会を作るために2国間クレジット制度を支援するプロジェクト

2013年7月、日本政府とベトナム政府は途上国における温室効果ガスの削減を達成するため、二国間クレジット制度に関する合意書を締結しました。海外環境協力センター(日本)は二国間クレジット制度の個体廃棄物管理プロジェクトを実施するためにダナンを選択しました。


9.ベトナムにおける電動バイク普及による低炭素環境を創出するプロジェクトの実行可能性検討

三菱UFJモルガン・スタンレーグループは、日本の環境省及びダナン人民委員会の支援を受け、ダナンを実験場所として選択し、ベトナムにおける電動バイク普及プロジェクトの実行可能性を検討しました。現在、実行可能性検討が終了し、プロジェクトを実施するために日本政府の二国間クレジット制度からの支援を申請する段階です。


10.ウィッテビーン・ボス(オランダ)と工業団地管理委員会のPPP案件に関する支援

2013年8~9月にウィッテビーン・ボス(オランダ)は工業団地管理委員会と相談した後、ダナン水産サービス工業団地の排水処理システムを改良するプロジェクトの実施を合意しました。2013年10月までに実行可能性の検討を行い、オランダ政府の中小企業支援基金に援助を申請する予定です。


11.気候変動に対する青年構想プログラム(Challenge to Change (CTC)組織からの支援による)

2012年、気候変動に対する青年構想プログラムの枠組みには、外務局の青年団が気候変動に対する青年の認識を高めるために短編映画を作成する構想がありました。この構想はCTCからの支援を受け、外務局の青年団はこの映画を完成してCTCに提出しました。


12.天災に耐えられるダナン市をつくるための、台風に耐えられる家の実行可能性の検討

外務局は、ADB組織の支援を申請し5000米ドルの資金で2015年に実施する予定です。